これだけは知っておいてほしい健康の話
豆知識 ”其の一” ~結核~
近年、結核が流行っています。 我が国における結核の罹患率は、1985(昭和60)年以降低下率鈍化から横ばい傾向を示し1997(平成9年)には増加に転じ、集団感染の急増も報告されています。 本学の定期健康診断でも早期発見されています。 結核の初期症状は、微熱、咳、痰、全身がだるい、体重減少など 風邪症状に似ています。 もし、風邪が長引くようであれば医療機関を受診するか、保健管理センターに相談に来てください。
豆知識 ”其の二” ~日射病 ?熱中症~
原因
暑くなり、高温、高熱の条件下でエネルギー消費量の多い労働や運動をしている際に通常突然に発症する。
主症状
脱力感、頭痛、大量の発汗、めまい、吐き気、足などの筋肉がけいれんする、体温の上昇、錯乱、妄想などの精神症状
対応
- 風通しの良い日陰に移動する。
- 体をしめつけている物すべてをゆるめる。
- 水でぬらしたタオルなどで全身を冷やす。
- 汗をかかず体温が異常に高いようなら一刻も早く救急車を依頼する。
防止
- 気温が24度以上…積極的に水分補給
- 気温が28度以上…積極的に休息
- 気温が31度以上…激しい運動は中止
- 気温が35度以上…運動は原則中止
- 数日間軽い短時間の運動から始め体を慣らしていく。
- いつでも水分補給が出来るようにする。
- 30~40分に1回は休みをとる。
豆知識 ”其の三” ~麻しん(はしか)~
症状
- はしかはウイルスが原因で、および空気伝染します。
- 潜伏期は10日前後です。
- 37.5度以上の発熱、せき、くしゃみ、鼻水など、かぜ症状から、口の中、顔、耳、首、胸に発疹が出現し全身に広がり、発熱は3~4日間続きます。
感染予防
- 体力、免疫力を維持しましょう。規則正しい生活で、十分な栄養補給と休養に努めましょう。
- 手洗い、うがいをして、清潔に保ちましょう。
- 過去に麻疹(はしか)にかかった事がない、あるいは1回しか予防注射(ワクチン)をしたことが無い人は予防注射を受けましょう。
かかった時
- 37.5度以上の発熱、せき、くしゃみ、鼻水などの症状があるときは、医師の診断を必ず受けてください。
- 麻疹(はしか)の診断を受けた場合は、 (ア)学校を休み、通院以外の外出はしない。 (イ)熱が下がっても、その後3日間は自宅で安静にしていましょう。 (ウ)麻疹(はしか)にかかったことを、保健管理センターに報告してください。