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国際学部 国際学科

受験生のあなたへ (4):バンガロー殺人事件~入門ゼミの1コマ~

2016年6月30日 国際学部 国際学科

国際学部サイトのお知らせコーナーでは、大学での学びをイメージしていただくために、「受験生のあなたへ」と題する教員のメッセージを随時掲載します。

バンガロー殺人事件~入門ゼミの1コマ~

藤田 拓之

今回は今年度実施した1回生入門ゼミの1コマを紹介します。

この日は、2クラス(藤田クラスと曽我千亜紀+山田嘉徳クラス)合同でコミュニケーション能力を養うゲームを行いました。このゲームは5~6人で1チームを作り、一人ひとりが刑事となって、とある事件の真相を解明し、そのスピードを競うというものです。今回は3チームが対戦しました。

中学校や高校でも行われている、『バンガロー殺人事件』というこのゲーム。ゲームとしては必ずしも難しいものではありません。各チームの刑事たちには、手がかりとなる情報が記されたカードが配られるのですが、それらのカードの情報を全て合わせれば、おのずと解答が導き出されるようになっています。

ただし、1つだけ条件があります。与えられた情報は必ずお互いに口頭で伝えなくてはならないのです。

来年度設置される国際学科はもちろん、この授業を行った文化コミュニケーション学科でも多くの留学生が在籍しており、今回ゲームにも多くの留学生が参加しています。そうすると途端にこのゲームの難易度は上昇します。日本人学生はなんとかして留学生から彼らが持っている情報を聞き出し、また留学生は勉強中の日本語で自らの情報を伝えなくてはなりません。もちろんその逆に、日本人学生はわかりやすく留学生に情報を伝え、留学生はそれを聞き取らなくてはなりません。これは決して簡単なことではありません。そのうえで全ての情報を整理して、論理的に推理していかなくてはならないのです。

国境を越えた捜査チームの結成です。さあ一体いくつのチームが真相にたどり着くことができるでしょうか。

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結果、時間内に真相にたどり着いたのは3チーム中2チームでした。

一筋縄ではいかないこのゲーム。国際学科では、こうしたゲームやその他の活動を通じて、多様なコミュニケーション能力を養っていきます。

  

「受験生のあなたへ」バックナンバー

(3) 留学生向けの日本語の授業(中谷潤子)
(2) 国際学部は、初年次教育にも真剣に取り組みます!(中山英治)
(1) ランゲージカフェを利用した多言語学習活動(今中舞衣子)

 

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