工学部 機械工学科
工学部 機械工学科
医療機関では、数多くの工学技術によって開発された数多くの機器が使用されています。例えば、電子血圧計や最近よく耳にする人工呼吸器、人工心肺などがあります。現在の医療の世界では、「医工学」という言葉が注目され、医療の進歩と工学技術の関係性が密接に結びついています。言い換えれば、医学の進歩には工学技術が不可欠と言えます。
今回ご紹介する講義「生体力学」はその医工学の1つで、身体の骨格や筋肉、関節などの動きや力の発揮について学び、日常生活やスポーツ動作、ケガとの関連性を理解すること等を目的としております。実際には、これらの測定や分析にもさまざまな工学技術が使用されており、医学の初心者でも理解しやすく解説されています。この講義は、医療に関わる仕事やスポーツ解析などを志す学生にとってぴったりの内容と言えます。また、講義を通じて医学と工学が身近なものであることを感じてもらえるように配慮しています(下図はその例として超音波診断装置のデモンストレーションの画像と授業風景(課題取り組み中につき携帯を見ております)です)。
2023年度 生体力学担当 木下和昭 先生