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工学部 機械工学科

【話題】機械工学科で学ぶ 機械要素設計で学ぶ代表的な機械要素について

2018年12月8日 工学部 機械工学科

機械要素とはどういうものかを誰もが知っているオートバイを例に取上げ、機械要素とはどういうもので、どのように用いられるかを示す。

図1は、ブレーキの利き方を調節するときに用いるブレーキケーブルの先端のボルトにはめられたアジャストナットでブレーキアームを固定した状態を示している。図2に、サスペンションの一方を車体に取付けるために用いられるボルトとナットに実例を示す。

図1 アジャストナット 図2 サスペンションを取付けるためのボルトとナット

図3に、メインアクスルとドライブアクスル軸が歯車部品を介して平行軸として取り付けらている実例を示す。

図3 メインアクスルとドライブアクスル軸

図4は、コンロッドがクランクシャフトに取り付けられている状態を示す。クランクシャフトにコンロッドの大端部を組み合わす部分にすべり軸受が用いられている。

図4 コンロッドとクランクシャフト部

オートバイにはいろいろな歯車が用いられている。例として図5にトランスミッション部の歯車の分解例を示す。図6は、スタータクラッチギアがかみ合っている一対の歯車の例である。

図5 トランスミッション部の歯車の分解例 図6スタータクラッチギアがかみ合う一対の歯車

図7は、エンジンから後車輪に回転を伝動する巻掛け伝動装置である。同図(a)はVベルト、同図(b)はVプーリである。

図7 VベルトとVプーリ

オートバイにはばねが多く用いられている。その中で最もよく目に付くのが、前輪と後輪のクッションに用いられるばねである。これは道路から伝わる振動の吸収の役目をするものである。図8は後輪用のばねを示す。

図8 後輪用のばね

 

オートバイには前輪と後輪の回転をゆるめたり、止めたりするブレーキが付いている。図9はブレーキ装置である。

図9 ブレーキ装置